4月は新社会人が入社する、学生も新入生が来ることになります。そのため新たな出会いというのは多くなる時期でしょう。しかしそれとは逆に卒業や離職、また人事異動などで離ればなれになってしまう方というのは多くいらっしゃいます。今回は社会人に焦点を当ててお話ししたいと思います。
全国に支店があるような会社の場合、この時期に人事異動が多くあります。恐らく年末にはそのあたりの話が出ていたことでしょう。会社の方針ではなくても、その人がスキルを向上させるために異動する、または離職して別の会社に働き出すという方もいらっしゃると思います。
プライベートと仕事は別として考えたいところではありますが、職場が変わるということは生活する場というのも変わります。場合によっては遠方に引っ越さなければならないという方もいらっしゃるでしょう。
このように仕事と分けて考えるというのは難しい問題です。
人によっては彼氏彼女と離ればなれとなってしまう方もいるのではないでしょうか。
遠距離恋愛という選択肢も一つですが、いままでずっと一緒だったのに突然離れて生活をするというのは辛い状態が続きます。結果的に相手に依存し、遠距離になる前から関係を壊してしまう方もいるでしょう。
離れたくないという気持ちはわかりますが、これはもう決まっていることです。それが変えられるのであれば相手も変えたいでしょう。できないことを懇願すれば相手も辛いでしょう。できない以上はそれを受け入れ、その中で方法を考えていくしかありません。
取れる選択は以下のものとなります。
■遠距離恋愛という形で関係を続ける。
■相手の住む場所に引っ越す。
■結婚をする。
一番簡単に選択できるのは遠距離恋愛という形でしょう。ただ簡単に選択ができるからこそ、その中身は非常につらいものとなります。その距離にもよりますが、例えばそれが海外であれば簡単に会いに行くことは難しいでしょう。
物理的距離が離れてしまうと心理的距離というのも遠くなってしまいます。
恋愛において距離というのは極めて重要な要素です。
遠距離で関係を深めるというのはそれなりの根回しと対応が必要となります。時には我慢をする場面も出てくるでしょう。
相手の場所に引っ越すという形は今まで通りの関係が続けられるため適してはいますが、現実問題職場を変えなければならない、住まいを確保しなければならないという問題が発生します。
金銭面でも初期投資の負担が大きいです。この形は理想ですが職を変えたり住んでいる環境を変えなければなりません。現実的にそれらすべてをクリアできるかという問題があります。
この中で一番確実な方法は結婚をするという形です。籍を入れれば全て解決するわけです。しかし、二つ返事で結婚をするということは考えづらいでしょう。とくに「遠距離になるのが嫌」という理由だけで結婚を迫られていると知ってしまえば拒否反応が出るおそれがあります。
結婚の話をするにしてもある程度下準備が必要となります。
交際期間が長い、ある程度の年齢だというのであれば結婚の話が持ち上がってもおかしくありません。しかし交際期間が短い、結婚話をこれまで一度もしたことが無いという状態で、転勤の話が出た途端に「結婚」と急に話が出てくれば「何のために結婚するのか?」と疑問に思われるかもしれません。何事にも準備や順序が必要なのです。勢いで結婚した人も実際は下準備ができていたからできたわけです。何の準備もなしに転勤するから結婚するというわけにはならないでしょう。とくにこの手の問題は相手の気持ちの部分が重要です。結婚という考えが相手に無いのならば結婚話をしても適当な対応をされるだけでしょう。
遠距離で関係を続けるというのは長期間は無理があります。相手の人と一緒になりたいのであれば、結論を急がずに一時遠距離の状態へ。そしてあなた自身が引っ越すか、もしくは結婚の話を徐々に進めていくか、このように段階を踏んで進めていった方がよいでしょう。