異性との会話に慣れていない、または好意があるけれどあまり話をしたことがない、でもできれば距離を縮めたいという方に簡単に実行できて話が途絶えない話術があります。
うなずき効果と同じような手法ですが、相手が聞いてくれていると感じる話術です。
単純にオウム返しです。
例えば、「天気がいいですね」という質問に対し「そうですね天気がいいですね」と返す。これだけで会話が成り立つのです。
人間は自分が言った言葉を繰り返すと同意を得れたと感じて安心感を得るのです。
「そうですね」だけでは少し足りない部分を繰り返すことで「聞いてますよアピール」ができるということです。
ただ今回はもう一つポイントとなるところをお話しいたします。
記したような形ではどうしても話が続きません。
会話というのはキャッチボールがなければ成り立ちません。
できればここにもう一つ足したいところです。
例えば、「そうですね天気がいいですね。天気もいいのでこれからどこかにお出かけですか?」このようにすることで相手との会話も成り立ちます。
それに対する回答が以下の三つだったとしましょう。
■天気が良いので買い物にでも行こうかと。
■せっかくのよい天気ですがこれといって予定が無くて。
■別にあなたに予定をいう必要はないでしょ!
この場合の解答例は以下となります。
■天気が良いので買い物っていうのもよいですね。おひとりですか?
■せっかくのよい天気ですからせっかくなんでどこか遊びに行ったほうがよいので?
■…。
三つ目は難しいですね。いわゆるツンデレなのかもしれませんが、下手な回答は逆に関係を拗らせるだけかと思います。
どちらにしてもこのようにオウム返しをすることで会話はある程度成立するのです。ただこのリフレクティングという手法は注意が必要です。人によってはただのオウム返しで言葉に重みがないと思われる可能性があるのです。その原因はページングができていないからです。
会話をする上で相手がスムーズに話ができるというのは好印象を与えますが、相手のペースを狂わせると例え的を得た話をしていたとしても共感は感じません。
共感とは内容だけでなく話すスピードやトーンというのも重要となるのです。とくに話すペースが速い人に対して速度の遅い話し方をすればストレスを感じてしまうでしょう。
会話というのは内容で決まるわけではありません。所作やスピードも重要となってくるのです。