人間というのは考え方が人それぞれ。
好意を感じるとそれに対して返報したいという気持ちが生まれる人もいればそうでない人もいます。周りから褒められるとそれを避けたい、逆に嫌われると好きになる方もいらっしゃいます。このような方は天邪鬼と呼ばれております。
でも子供のころあえて好きな人を貶したり嫌がらせをしたりした経験はないでしょうか?
このようにあえて逆の行動をとることをリアクタンス効果と呼びます。
例えばショップ店員が勧めてくる商品は「売れ残りではないか?」という考えが生まれあえてそれを選択しない。
オススメと書かれていてもそれを選ばないというのはリアクタンス効果の一つです。
強引な営業をされるほどそれを避けたいという気持ちが生まれるのもそうでしょう。
逆に消極的な営業の場合それを選びたくなるというのもこの効果の一つです。
希少性が高いほど、それは良いものだという心理状態が働きそれを選択したくなる。逆に皆が身に付けているものは一般的のためそれを受け入れられなくなる。これらも同じ効果の一つです。
よく人気の出たバンドなどで「インディーズのころはよかった」なんて言っている人はまさにリアクタンス効果が発揮されているのだと思います。周りが知らない希少価値の高いものが優れていると心理的に感じてしまうのです。
ファッションでもそうです。
他者と違うファッションをすることで希少価値が上がると思ってしまうのです。もちろんそれが優れていれば、いつかは脚光を浴びるでしょう。しかしそれまでは周りから拒否をされております。拒否されればされるほどそこに魅力を感じてしまうのです。
これは恋愛においても同じことです。
「いやよいやよは好きのうち」という言葉がある通り、それに反発して好きになってしまうということがあります。カリギュラ効果に近いものがあり、禁止や制限をされるとそれに反発したくなる感情が生まれるというわけです。
これに関してはその手の性格に関してのみ効果があるものです。
基本的に天邪鬼な性格な方は、表現力が乏しく、幼稚な方が多いです。
結局表現が苦手なためあえて逆説的な対応をして起伏をつけているのです。
このような方であれば、比較的効果があると考えてよいでしょう。
恋愛は押し引きが重要といわれる所以は、このように人は性格によって違いがあり、同じ作業を行ったとしても同じ効果が得られるわけではないからです。
とくに知り合って間もない相手なのであれば相手がどのような方なのかがわかりません。
そのため「押してダメなら引いてみな」というように恋愛に強弱をつけつつその中で方法を考える必要があるのです。
リアクタンス効果も同様で通じる方通じない方と様々です。これを試すのであれば、まずは相手を知ってからとなるでしょう。