人の話し方を見てみると早い人や声のトーンが低い方など様々います。中には聞いているだけで不愉快に感じる声というのもあるのではないでしょうか。
この声というのは恋愛ではかなり重要な部分を占めております。
やはり人間は五感に頼っているところがあります。
目・耳・鼻・口・手。これらの感覚で物事を判断するわけで耳でも人を判断するところがあるのです。
不快な音を聞くと気分が悪くなるというのはそのせいです。逆に心地よい音を聞けばリラックスをする場合もあります。またそれだけではなく自分と共通意識があると安心感を与えます。今回はページング(同調行動)についてお話しします。
人の話すスピードというのは違います。
早く話す人がゆっくりと話す人の会話を見ていると不愉快に感じるのがディスページング(反同調行動)です。同じペースで話す人は共通意識があると感じ、リラックスでき関係性を保とうとします。これは声だけではなくしぐさでも同じです。
ミラーリングという手法ですが、相手と同じ行動をすることで同調していると錯覚を起こさせる手法です。ただこれらの方法は注意が必要で相手に気づかれた時点で警戒心を持たれる可能性があります。あくまでも自然な形で行うことが重要となります。
この技法に関しては営業マンがよく使う手段ではありますが、仕事だけではなく恋愛にも効果があると思います。やはり好意的に感じるのは自分のことを理解してくれる人です。
調和というのは恋愛の中で重要なポジションとなります。恋愛に刺激を求めている人でも、やはり交際相手には同調を求めます。
つまりページングという手法を用いて、その中で相手が同調しているという錯覚を起こさせるのがこの技法を用いる理由です。
とくにこの手の手法はお互いの面識がない中で知り合った相手に対し有効です。印象を良く見せるための方法で、相手が笑えば笑顔になり、不安な顔をしていれば一緒に不安な顔をする。また相手の話すペースに合わせるというような形で同調行動を続けることで印象をよくするというものです。
そのほかバックトラックという方法がありますが、これは高度な技術です。単純に相手の言った話を繰り返すだけですが、手法を間違えればバカな人と思われる可能性もあるでしょう。理解力がなく協調性もないと思われ、余計に距離を置かれる危険性があります。
単純な手法ですがリスクが伴いますので使用に関しては注意するべきでしょう。