復縁を望んでいる方の中には間違った行動をしている場合があります。とくに多いケースが連絡の取り方です。
別れた後も定期的に連絡を取っている。その理由は忘れられないようにするためというものです。
たしかに連絡を絶やせば関係が希薄となり印象も薄れてしまいます。時間とともに距離は離れ、存在自体も過去のものとなってしまうと考えるのも無理はありません。しかし、別れた時点でもう過去のものなのです。それを無理して続けるということがリスクになる場合もあるのです。相手は意思をもって決別を選択しているわけです。そのような中で未練がましく連絡をとれば心象は悪いでしょう。事務的なものでも相手にとってはストレスです。
忘れられないように連絡をする、長期的にやり取りができるようにする。このようにこの連絡には条件が課せられています。長期的にやり取りをするためには相手の負担にならないような無難な話となります。そして一方的なものになりがちです。
数日おきにメールをして存在をアピールしているわけですが、相手の返信内容を見る限り好ましい返事ではないでしょう。短文で要件の解答だけ返してくるというものです。会話の広がりがあるわけでは無く、ただやり取りをしているだけです。もちろん発展はしないでしょう。
最近になりストーカー規制法が改正されました。それにはメールによるストーカー行為というのも明文化されております。一方的にメールを送り続ければそのように取られる可能性もあります。そのため「連絡を絶やさない」という方法は間違っている部分があります。たしかに印象は薄れるかもしれません。しかし今の状態でやり取りをしたとしても好印象ではなく悪い印象を残すだけです。
それなのであれば一時的に連絡を切るほうが効果的でしょう。
連絡を一切取らないことで一時的に記憶から消えることになります。良い部分は消えますが、同時に悪い部分も消えるのです。別れたということは何かしらの問題があったわけです。その問題となった部分が薄れるのであれば、先々連絡を取った時にゼロからスタートできるようになるのです。別れた直後に連絡を取る、とくにその連絡に対して相手が好意的にとらえていない場合はその行動がマイナス要素となってしまいます。プラスにならないのであれば今を耐え、状況が変わるのを待つのも必要な行動です。
しかし、待っていたとしても状況が変わるわけでは無く、また相手の考えも接点がないため情報が入りません。時間を空けて連絡を取る必要がありますが、そのタイミングを計ることもできない状態となってしまいます。タイミングが悪いときに連絡をとればそれまで我慢していたものが無駄となってしまうのです。
つまり、復縁で重要なのはタイミングを知ることです。
ではそのタイミングはどのようにして知るのかという点ですが、それを知っているのは復縁したい相手なのでその人物に聞くしかないでしょう。連絡は取らない、しかし相手から聞くというのは矛盾しています。もちろんこれをご自身だけで行うのは困難でしょう。復縁をするためには第三者の力が必要になるということです。
復縁工作という手法があります。
この工作というのは探偵社がはじめた業務ですが、調査の過程で直接ターゲットに接点を持ち、情報収集やこちらからアプローチをして状況を変化させるというものです。復縁をする上で相手の気持ちや考え、また現在の状況を知ることはもっとも重要です。それを知っているのが復縁したい相手なのであれば、直接聞き出していくというのが工作の主な作業となります。
しかし、聞き出したところで相手の気持ちがこちらの思惑通りに動いているとは限りません。
別れを選択した以上、早々にその気持ちを変えることはないでしょう。とくにこの手のトラブルとなるターゲットの性格は「頑固で」「人の意見を聞かない」人が多いです。
そのため一度決めたことを曲げないのです。つまり情報収集をしていても当時と変わらず復縁をするという選択は生まれていないという状態でしょう。このような状態ではただ相手の今の気持ちがわかっただけで復縁には発展しません。
そのため相手の気持ちを少しずつ変化させていく作業が必要となるのです。ただ人の気持ちというのを180度変えるというのは簡単ではありません。恐らく工作だけでそれをするというのは難しいでしょう。付き合うのも段階を経て進むのと同じで復縁も一度にそこまで達成させることは困難なものです。そのため徐々に状況を変化させていくしかないのです。
業者の中には短期間で成果が出せると謡っているところもありますが、短い期間でそれを変えることは難しいでしょう。付き合っていた期間が長ければその分修復するための時間というのも必要になるわけです。
復縁は時間のかかる作業です。しかしただ待っているだけではなくその長時間の中であなたがやるべきことは山ほどあるのです。身を削る覚悟はありますか?そこまで復縁したい相手でしょうか?考えた結果、どうしてもよりを戻したい相手だと思うのならば、相手に連絡をするのではなく工作業者に頼むというのもよいでしょう。