最近では電子メールからLINEに変えている人が多いようですね。とくに若い世代の方がその傾向にあるようです。チャットのような形で比較的スムーズにやり取りができるからなのでしょうか。
他のSNS同様にLINE疲れ的な精神ストレスを抱える人も出てきそうな予感ですが、基本的に電子メールと変わりありません。要は文章を用いた意思疎通です。これははるか昔からあるものです。
古くは恋文や信書といった紙媒体、80年代後半よりポケベル。その後携帯メールというような形で古くから文字による意思疎通はなされていました。それにより多くの恋愛を生み出し、そしてまた終わらせてきたのでしょう。認識違いにより関係が悪くなったという人もいると思います。
自分の気持ちをそのまま文字に表わすというのは難しいです。
表情やイントネーションなどが伝わらず、細かなニュアンスが文字ではわかりづらいです。
こちらがこのように伝えたいと思っていても受け手が違った解釈をすればそのように捉われてしまうのです。
これにより関係を悪くしてしまう人という方もいらっしゃいます。
思いをそのままダラダラと書けば読みづらい、一言二言でまとめればそれはわかりづらい。
このように伝えるためには塩梅が必要となります。また受け手の性格なども考えなければなりません。
ベストセラーを出している作家が書く文章においても受け手次第で想像するものは変わります。
文章にはその人それぞれの癖があります。性格のようなものです。受け手に関しても「読む性格」というのがあるでしょう。相手の性格を考えずに自分の思いをそのまま書き綴っても恐らく気持ちは伝わらないでしょう。つまり文章の書き方は考えなければなりません。基本的な構成で文章を書くというのも一つです。
このような書き方であれば不可にはなりません。
もちろん小説などと同様にオリジナリティがなくベストセラーにはなりませんが、読み手としては読みづらい文章で書かれるよりはそちらの方がよいでしょう。しかしパンチ力に欠けるところがあります。理想は相手の性格などに合わせた文章で書く形です。
絵文字が多いのであれば同様に絵文字を入れてみる。このように相手の文章校正や文体などを見てそれに合わせていく形です。
心理学でいう「ページング」と同じようなものです。ページングとの違いは得られる情報が相手の文章のみということです。少ない情報から相手の性格を分析していくので初期段階は大変でしょう。ある程度情報が入手できれば比較的合わせやすいと思います。
このようにページングを行うのが適しているのですが、無理に合わせようとすれば自分とかけ離れた人間像が生まれてしまいます。とくに文章は相手側も情報が入りづらい点があり、想像力を使い考えられる相手像を作れ出します。
実際会ったときに差があればあまりよくはないでしょう。結構実際の自分とメール上では性格が違う人がいらっしゃいます。普段は明るいのにメールだと冷たく感じる。
恐らく文章を表現の場とは考えず、あくまでも連絡を取るだけのツールと考えているからだと思います。
つまりこのような人は実際に会ったときとのギャップが激しいため相手に不安を与える可能性もあります。
本人はそのつもりがないと思いますが、このようの言われたことはないでしょうか。
それなのであれば改善をしていくべきでしょう。
自分の性格に合わせるページングをする必要がありです。
自分の性格を客観視できないというのであればメールの前にそれを知ることから始めましょう。
それまでは可もなく不可もないメールを送る形が一番だと思います。
自分自身の性格を知る手法に関してはまた後日お話しいたします。