うつ病と復縁

復縁の相談をされる方の中には過去に鬱病を患った経験のある方がいらっしゃいます。中にはリストカットをした、もしくは現在進行形でしているという人もいらっしゃいます。まず根本的なことですが、精神状態が安定していない人には復縁の資格というものは無いとお考えください。自傷行為を健常者は理解できないのです。そのような理解できない行動をする人を好きになるのは困難なのです。

例えば好きな相手が鬱病で会話すらままならない、気が付けばリストカットをしているという相手だった場合いかがでしょうか?助けてあげたいという気持ちがあると思いますが、その反面元に戻ってほしいという気持ちもあるでしょう。一緒に楽しく過ごしたいという気持ちもあると思います。

しかし別れた相手の場合「助けてあげたい」という考えはないでしょう。むしろ距離を置きたい、できれば接点を持ちたくないという気持ちだと思います。何をするかわからない不安定な状況では相手は受け入れようとはしません。

まずその精神的に不安定な状況を改善していくべきでしょう。
病院に行かなければ治らない程度の精神異常なのであれば、それの治療も行わなければなりません。

さて、この鬱病に関して今回は考えていこうと思います。
鬱病は世界で三億五千万人ほどいるそうです。あくまでもこれは症状として認められた患者の数であり、実際はそれ以上多くいるのでしょう。
まずこの鬱病に関してですが、その人の性格や置かれている立場によってなりやすい方とそうでない方がいるそうです。鬱病の発症の原因の一番の理由は孤独です。動物は基本集団行動で生活をするようにプログラムされております。これは人間だけではなく魚なども同じように集団行動をします。集団から離れることでそれがストレスとなり防衛反応が働くのです。この防衛反応が鬱病の主な原因となるのです。

また外敵からの刺激(仕事上のストレス)も鬱の原因となります。仕事上命令をされる立場の人はする人よりも鬱になりやすい傾向のようです。技術職や士業に従事している人はなりづらいようですが、サラリーマンなど上から命令される、自ら何かを作り出すような仕事ではない業種に従事している人は鬱になりやすい傾向のようです。このように社会的な立場によっても鬱になりやすいかどうかが変わるようです。
人が鬱病になりやすくなったのは文明の発達によるものと考えれらております。昔は狩猟生活をしていました。その当時は取った獲物を当分して分けていたのです。しかし農耕文化が発達するとその平等に分けるという考えがなくなり、格差社会が生まれたのです。

格差が生まれると競争や妬みが生まれ、その結果孤独を感じて鬱病になってしまうのです。

現代も国民皆平等とはいえ自由競争ですのでそこに格差は生まれてしまいます。そのため鬱になる人は変わらず増え続けるでしょう。ではこの鬱病を直す手立てはあるのかという点に関してですが、重症の場合は投薬治療が主なものとなります。治らないまでも症状は軽くしておくべきでしょう。

このように鬱を克服していかない限り復縁のために様々な作業を施したとしても根本的なところが改善していない限りよりを戻すのは難しいと思います。

冷静になって考えるというのも一つの修復ポイントです。心の風邪と揶揄されますが、風邪は治療方法がないですが、鬱は直す手立てがあると思います。そのため一度心療内科などに足を運んでみるのがよいと思います。

復縁の話はまず今患っている病を改善してからの話です。治療も復縁を目指す作業の一つとお考え下さい。よりを戻したいのであれば「やるべきこと」をやるべきです。

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