待ち伏せ、付きまとい。この言葉を聞くとストーカーという印象を持ってしまいます。でもちょっと待っていただけでストーカーとなってしまうのであれば国民全員がストーカーになってしまうのではないでしょうか。
ストーカーの定義というのは非常に曖昧なものとなっております。法律上のそれは「恋愛感情のある相手に対し、自身の感情を満たす目的で待ち伏せや付きまといをする行為」という形になっております。基本的に異性に好意を持ち付き合いたいという感情があればメールをしたり話しかけたりするわけですが、それらすべてをストーカーとしてしまうと恋愛自体ができなくなってしまいます。そのためこの程度でストーカーになることはないでしょう。
単純にストーカーかどうかというのはされた側の気分次第ということです。
改正ストーカー規制法ではメールの送信も対象となりましたが、50通一方的に送っても相手がそれに対し何ら不安にもならなければストーカーにはならず、5通程度でも相手が不安を感じればそれの対象となるわけです。もちろん一般常識として考える側面もあるでしょう。5通程度で罪になるなんてたまったもんじゃないとなってしまいますので、恐らくこの段階では注意程度となります。それでも注意を受ける可能性があるのです。
最近この手の事件が増えており、その内容も殺人や傷害といった生命にかかわるものがあるため、警察も野放しにできないのでしょう。少しでも疑わしいのであれば警告するということなのだと思います。ただ一度でも警告をされた場合、その後何かをすれば規制法に該当してしまうのです。
すでに警察から警告を受けているという人も中にはいらっしゃいます。
一方的に別れを告げられて納得ができないと思う方もいらっしゃいますが、法律がある以上それは守らなければなりません。守りつつ別の方法を考えていくしかありません。
別れた際は感情的に行動をするのではなく、一度冷静となり理性を取り戻してからどうすべきか考える方がよいでしょう。
どちらにしても警告されたのであればこれ以上復縁を願うのはやめるべきでしょう。