バーナム効果とコールドリーディング

血液型性格診断がが当たっていることって比較的多いのです。

B型は自己中心的。
O型は大雑把。

こんな感じですが、結構当たっているんです。というよりは当たって当然なのです。

人は自己中心的なところもあれば、大雑把な側面もあります。このように提示された診断内容は誰にでも当てはまるということです。これらすべてコールドリーディングの一つの手法により出された回答です。

コールドリーディングとは事前情報のない(コールド)中でその人物の性格や過去未来を読む(リーディング)ために行うものです。占い師などが多く利用しているのはこの作業となります。
一般的にはその人となりを見て将来を予測するのが占い師の仕事ではありますが、恋愛相談などの占いは結構当たっていることが多いように感じませんか?
これはバーナム効果という一つの心理原理なのです。

■比較的まじめな一面がある。
■楽しいことが好き。
■人には言えない悩みがある。
■最近辛いことや悲しいことはありませんでしたか?

これらすべてバーナム効果というものです。不真面目そうに見えてもまじめな「一面」というのは誰しもあります。楽しいことが嫌いという人はいないでしょう。また悩みなんて誰にでもあるのです。辛いことがなければそもそも占い師には相談はしません。

当てているように見えてごく普通のことをただ並べているだけに過ぎないのです。このバーナム効果というのは心理テクニックの導入部です。ここで信用させて本題に入るのです。

この手法は占い師だけが使っているわけではありません。営業マンなども使う手法です。これを上手い具合に恋愛に取り入れていくことで意中の相手と交際をうまくできるかもしれません。

とくに女性に対してバーナム効果というのは有効です。女性は共感できるところが多ければその分その人を好意的に見てくれるでしょう。バーナム効果は基本的に共感ができる部分がほとんどです。

理由は単純で「当たり前のことを言っているだけだから」です。

自分をこの人は理解してくれているんだという錯覚から距離感を縮めようと思ってくれるのです。
恋愛といえど人と人との関わり合い、つまり信頼関係に成り立っているのです。
信用できない相手を継続的に好きにはなれないでしょう。
このように理解しあうというのは信頼関係を構築するうえで重要なポイントなのです。

相手から信用してもらうためにこのような手法を用いるというのも一つの方法です。
ただ、この方法は相手の性格や知識量によっては悪い方向に進んでしまいます。
そもそもバーナム効果自体を知っている相手に対しこれを実行したとしても意味がありません。
相手に警戒されるだけでなく信用はなくなってしまうでしょう。

また使い方、使いどころというのも重要となります。ただそれを垂れ流しているだけでは意味がないのです。重要な場面で上手い具合にそれを利用するのが必要なのです。
これは占い師がそのタイミングをうまく利用できているのでしょう。
疑いが出ずよきタイミングで使うことができれば、自分の恋愛をうまく進められるポイントになると思います。

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